アスパラカリウム注射剤の使い方

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注射薬の希釈

アスパラカリウム注10mEq(K+: 10mEq/ 10mL)ニプロESファーマ

L-アスパラギン酸カリウム液は、全ての製剤が一本あたり10 mEqのカリウムが入っている。カリウムの濃度は、1 mEq/mLであり、塩化カリウム注と同じである。
ただし、着色していないので、色は無色透明である。

POINT

必ずカリウム(K)として40mEq/L以下の濃度に薄めて使用すること。4アンプル(40mL)を1L以上に薄めること!
投与速度:20mEq/時間以下 投与量:100mEq/日以下 を厳守! 1分間8mLを超えない速度で点滴静脈内注射

通常、アスパラカリウム20mEq(2A)を5%ブドウ糖注射液500ml又は生食500mlで希釈し、65分以上かけて点滴静注(520ml÷8=65分)

正常な状態では細胞内にカリウムは多く、細胞外には少ない状況である。血漿中のカリウム濃度の正常値は1Lあたり3.5~5.0mEqであり、細胞内はその30倍程度高いとみられる。すなわち、細胞外のカリウム濃度は細胞内に比べて極めて少ない状況である。すべての細胞は細胞膜をはさんで細胞の中と外とでイオンの組成が異なっていて、この電荷を持つイオンの分布の差が、電位の差をもたらす。外からカリウムを注射したことにより細胞外のカリウム濃度が増加しますと、細胞内外の電位差が小さくなり、たとえば心臓の洞房結節の興奮の伝達を遅らせることになる。そうなると、心臓の働きが悪くなり、死に至ることもある。

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