2020年01月一覧

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成人スチル病の診療とトシリズマブ

成人スチル病(Adult Still’s Disease:ASD)とは、発熱・皮疹・関節症状を主な症状とする全身性の炎症疾患で、16歳以上において小児のスチル病(全身型若年性特発性関節炎、Systemic Juvenile Idiopathic Arthritis:sJIAとほぼ同義)に類似した症候を発症する疾患をいいます。



細胞膜受容体とシグナル伝達

Gタンパク質共役受容体(GPCR : G Protein-coupled receptor)です。Gは、グアニンヌクレオチド結合の略です。受容体を構成する分子が 細胞膜を7回貫通しているのが特徴です。また、Gタンパク質は、α、β、γの3つのサブユニットから構成されています。



ステロイド剤について

ステロイドホルモンはPSL換算で2.5~5mg程度が生理的に分泌されているが、それ以上のPSLを長期に内服した場合、副腎皮質からのステロイドホルモンが分泌されなくなる。そのため、急に薬を飲まなくなると、体の中のステロイドホルモンが不足し、倦怠感、吐き気、頭痛、血圧低下などの症状が見られることがある。



副腎皮質ホルモンについて

副腎とは左右の腎臓の上部に位置している。副腎は皮質と髄質からなる。鉱質コルチコイド   遠位尿細管に作用し、ナトリウムの再吸収を促進し、カリウム、水素イオンの外液量の増加、血清カリウム低下、アルカローシス、浮腫、高血圧を起こす。



サイトカインについて

サイトカインとは、細胞から分泌されるタンパク質であり、細胞間相互作用に関与する生理活性物質の総称です。標的細胞にシグナルを伝達し、細胞の増殖、分化、細胞死、機能発現など多様な細胞応答を引き起こすことで知られています。免疫や炎症に関係した分子が多く、各種の増殖因子や増殖抑制因子があります。



抗RANKL薬

健康な骨の場合、骨は絶えず古い骨から新しい骨に生まれ変わり「新陳代謝」をしてバランスが保たれています。また、骨粗鬆症の場合、骨を壊す細胞(破骨細胞)が、骨を作る細胞(骨芽細胞)より働かされ骨が壊され過ぎます。



抗てんかん薬について

抗てんかん薬は興奮系抑制薬と抑制系増強薬とに分類されます。神経性アミノ酸とは、哺乳動物の中枢神経系で神経伝達物質ではないかと考えられているアミノ酸がある。神経性アミノ酸は、2種類、興奮性と抑制系アミノ酸に分類されます。



白血球の分類と働き

白血球分類好中球産生に顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)、赤血球産生にエリスロポエチン(EPO)、血小板産生にトロンボポエチン(TPO)が重要です。赤血球の産生を刺激する因子として、エリスロポエチンが知られています。



デュロキセチン(サインバルタ)について

脊髄から脳への痛みの伝達を抑制する「下行性疼痛抑制系神経」と呼ばれる痛みを抑える神経があります。この下行性疼痛抑制系神経の働きは、セロトニンとノルアドレナリンによって活性化されることがわかっています。そして、慢性的な痛みの原因のひとつとして、セロトニンとノルアドレナリンの機能低下やバランス異常が考えられています。

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